ドラマ「魔王」の動画フルを無料で最終回まで全話イッキ見する方法！

復讐劇ということで全体的にダークかつシリアスな雰囲気のドラマなのですが、非常に見ごたえがあって展開に引き込まれていきます。復讐のサインはタロットカードなのですが、そのカードが届いた瞬間とてもゾワッとした感情を抱いたことをよく覚えています。

主人公は大野智さん演じる弁護士の成瀬ですが、彼にはとても辛い過去があります。それを知っているだけに、彼が偽名を使って遂行している復讐の数々がそう悪いことではないんじゃないか、と思うようになりました。しかし殺人は立派な犯罪なので、決して許されることではありません。ましてや成瀬は法を誰よりも巡視している弁護士ですので、なお更です。

成瀬の弟は不慮の事故による死であることは間違いないけれど、生田斗真さん演じる芹沢直人が起こした事件であることは間違いない事実です。成瀬と芹沢の運命はこの瞬間から動き出したと思うし、ある種の運命的なものを感じます。

このように、魔王はとても憎悪に塗れたシリアス展開のドラマであることは間違いないのですが、この独特の雰囲気に引き込まれたら一気見したくなる中毒性があります。成瀬の過去が分かれば分かるほど、彼に感情移入して見てしまうかもしれません。

韓国ドラマというと有名なのが冬ソナ、なので恋だの愛だのがテーマの軽いものが多いのかと勝手に思っていました。でもこの「魔王」は、韓国の同名ドラマを日本向けに設定を作り変えてという作品です。改めて韓流にも目を向けるきっかけとなった作品です。

元々あった設定を海外向けにリメイクしてとなると、ところどころにほころびがあっても仕方がありません。しかしながら、日本版魔王完璧でした。毎度心踊らされてあっという間に最終話まで突き進んでいったといった感じです。ハッピーエンドで終わらないドラマって好きではなかったのですが、切なくもこれが正解と思えたから受け入れられました。身内を無残に殺されているのだから復讐だけを支えに生きていくのは当然、支えが外されたら心はポッキリと折れて生きている価値なんて無くなるのです。

そんな強い思いを胸に生きる主人公を演じるのは、嵐の大野智さんです。歌番組はそんなに見ませんが、バラエティ番組での彼はのほほんとした雰囲気でリーダーっぽさも無くましてや復讐に生きる鬼なんて正反対もいい所です。正直ミスキャストで客集めのための選出と思っていたものの、ドラマを見て心改めました。どれだけ脚本を読み込み自身のものとしたのでしょう、その努力が素晴らしいです。

特に魔王は繰り返し見れば見る程、大野くんの凄さに気付かされます。身体の細部迄、全身を使って感情を表現していますね。泣きの場面では泣こうとしていると言うより、寧ろ堪えて感情が溢れ出ている様に見えます。本当に号泣する時って、人は涙だけではなく鼻水も流れますから、涙だけキレイに流している俳優さんを見ると演技をしているなと思ってしまうのですが、大野くんは本気泣きで鼻水が流れていてもそれが寧ろ自然でキレイ・・回を重ねる毎に成瀬領が乗り移ったかの様な迫真の演技で圧巻です。

コミカルなものよりも、魔王の様に大野くんの実力が大いに発揮できる脚本の芝居が観てみたいです。舞台は生なので、大野くんの才能を一番遺憾なく発揮出来る場なんだろうなと思います。観たくてもなかなか観れないのが辛い所ですが^^;

魔王は脚本演出も素晴らしかったと思いますが、他の俳優さんの実力と大野くんが演じたからこそ魔王と言う作品がいつまでも色褪せる事無く愛され続け、皆の心に響く作品になっているのは間違いないと思います。続編が出たらまた食い入るように見ると思うのですが、大野くんが活動休止したらもう見れないですね。大野くんがいない魔王は見たくないですね。

バラエティ番組で見るのは、リーダーでありながらほんわかのんびりとした姿の大野智さんの姿です。でもこの作品の主人公は身内を無残に殺されて復讐に燃えるといった役どころで、まったく違うのです。普段の姿に引きずられるかと思いきや、正に復讐の鬼といった感じで命を懸けて挑んでいる姿に息が飲まれました。ジャニーズの中にも顔だけで演技は大根な方も多いのですが、彼は違ったようです。めんどくさがり屋に見えて陰ではすごい努力をしているのだろうなと、改めてファンになりました。

身内の復讐に人生をかけるといった物語は結構よくある展開ながら、脚本も良く役者さんの演技力がすごかったためか引き込まれました。脇を固める生田斗真さんもいい働きをしています。途中で気持ちを切り替えて自分自身の幸せな人生を送ってもらいたいところですが、彼は復讐だけを支えに生きているのですから今更の方向転換は難しかったのでしょう。切なすぎるラストで決してハッピーエンドで終わることは無い、でももう一度みたいと思えるドラマです。

どうやら韓国で放映されていたものを日本版に書き直したのがこの作品とのことで、こちらも見てみたいと思いました。毎度、次が気になって一気にみたいと思った作品です。

大野さん演じる弁護士の成瀬領が雰囲気が異様過ぎて、終始、かなり独特な空気感の漂うドラマだったと思います。反対に、警察の生田斗真さん演じる芹沢直人のキャラクターが元気なキャラクターだったので、極端で面白かったです。

ストーリーは全体的にサスペンスで溢れていて、何が正しいのか、よく分からなくはなってきましたが、成瀬が芹沢追い詰めていく様子は、臨場感に溢れていて、見ていて迫力がありました。そんな独特な雰囲気を作り出した、大野さんは演技力が本当に素晴らしいと思いました。まさに、「魔王」そのものだったと思います。大野さんの魅力がいっぱいに詰まった作品で、代表作と呼んでも過言ではないと思うほどに、感心しました。生田さんも、生田さんにしか演じられないようなキャラクターを演じていたと思います。

嵐さんが歌う「truth」は、このドラマの主題歌だったのですよ。作品の雰囲気を知りたいのであれば、この曲を聴いてみるのも良いと思います。PVの雰囲気は、ドラマの雰囲気をも醸し出していたと思います。私自身、当時は漠然と「嵐が好き」だったのですが、このドラマを見て、「大野くんが良い！」と思うようになりました。その理由は、このドラマを見たら、すぐに分かると思います！

大野智さん主演ドラマで、韓国で放送されていたドラマのリメイク版にはなりますが、大野智さん演じる弁護士が過去の事件の復讐を果たすべくタロットカードを用いた謎を深めていく殺人事件が起こりながら、殺人をはじめ様々な犯罪が起こっていくミステリアスであり切ないドラマとなっています。

大野智さんとダブル主演のような形で生田斗真さんが大野智さんの最終的な標的となるとともに、新たな事件が起こっていうちに、刑事として捜査をしていく役の生田斗真さんは過去の出来事と葛藤しながら過ごしていく姿の演技がとてもドラマを引き立ててくれます。また、大野智さんが表の顔は真摯な弁護士、裏の顔は殺人を企て実行する殺人鬼と真逆の演技に関しては非常に高い演技力が必要となりますが、見事に演じている所がすごいと思いました。

2人の他に、ヒロイン役には小林涼子さんが演じて大野智さんの心を揺るがす演技にはこちらも引き込まれてきます。そして、石坂浩二さん、劇団ひとりさん、吉瀬美智子さんなど主要キャストのメンバーも個性豊かな俳優陣が出ているとともに、二宮和也さんのゲスト出演をはじめ、優香さん、デーモン閣下など普段ドラマに出演をしない人たちが特別出演をしてドラマを盛り上げているのも良いと思います。